車にイタズラされた!被害時の手順と泣き寝入りをしないための対策
車に愛情を注ぐかたは多いと思います。だからこそ車にイタズラをされて悩む人もまた多いと思います。車にイタズラをされたときの衝撃といったら並大抵のものではないですよね。
この記事では、二度と車のイタズラ被害に遭いたくないかたや、まだイタズラに合ったことはないけど、被害になんか絶対に遭いたくないかたのために、車のイタズラ防止方法と再発防止対策について詳しくまとめてみました。この記事がみなさんの車のイタズラ対策のお役に立てれば幸いです。
目次
▼車にイタズラ痕……被害にあったらすぐにすべきこと
車にイタズラをされてしまったときのショックといったらそれはもう、大きなものですよね。被害に遭った直後は何としても犯人を見つけてやる、と思うことでしょう。しかし、車のイタズラ犯を見つけるのはみなさんが想像している以上に難しいことかもしれません。
車がイタズラの被害に遭ったらまずどのような対処をとればいいのか、ということに触れた後、イタズラへの具体的な対策についてご説明していきます。
◆警察に連絡・被害届を出す
車にイタズラされてしまったら、まずは絶対に警察に「被害届」を提出するのが一番なのですが、実際には警察は被害届を受け取ってもあまり捜査をしてくれないことが多いそうです。
車へのイタズラは「器物損壊罪」に当たります。器物損壊罪は「新告訴」になるので、警察に本格的に捜査を依頼したいのであれば、告訴しないといけません。しかし、現状としては、警察は告訴を簡単には受理してくれず、事件性があるものしか捜査してくれません。
それでも、車がイタズラの被害にあったら、「被害届」は必ず提出するようにしましょう。被害に遭ったところの周辺の見回りを強化してくれるかもしれません。
◆防犯カメラ・ドライブレコーダーの映像を確認する
車のイタズラに関しては、警察はあまり捜査をしてくれません。では、どうすれば警察が捜査に乗り出してくれるのでしょうか。ここで重要なのは、犯行現場の証拠を残すことです。
「防犯カメラ」や「ドライブレコーダー」で犯行の映像を記録し、警察に提出すれば、捜査をおこなってくれる可能性が高くなります。一度でも車にイタズラをされてしまったら、今後の被害をなくすためにも、すぐに防犯グッズを購入することをおすすめします。
◆保険が適用されるか確認する
車にイタズラをされてしまったら当然かかってくるのが「修理代」です。犯人を捕まえることができれば修理代を犯人に請求することができますが、犯人が見つからない場合は泣き寝入りせずに、まずは加入している保険を確認してみてください。
任意保険の中には、車のイタズラに対応するものもあります。ここで注意しないといけないのが、警察に被害届を提出していなかった場合、保険会社が対応してくれないことがあります。車にイタズラをされたら絶対に警察に被害届を提出するようにしましょう。
▼車へのイタズラを阻止!簡単にできる方法
車にイタズラをされて、被害届を出しても警察は動いてくれないことがあります。犯人が見つけられず、泣き寝入りしてしまうのは絶対に避けたいことです。この項では誰でもすぐに実践できる車のイタズラ防止法をいくつかご紹介していきます。
◆車のフロント部分に「警告文」と書いた紙を置く
まず、簡単な方法として車のフロントグラス部分に「警告文」と張り紙をすることがイタズラに対して有効です。赤く大きな文字で「警告」と書いていれば、紙からの威圧で犯人は簡単に車にイタズラができなくなります。
◆自動車カバーなどで物理的に守る
駐車している車にブルーシートなどのカバーをかけるのもよい手段です。車にカバーがかけられていては犯人はカバーをはがさないと車にイタズラをすることができません。車のカバーをはがす姿は傍から見ると、非常に目立つので、犯行の確率は、ぐっと下がります。
また、カバーをかけることによって、雨やホコリから車体を守ることもできます。大事な愛車だからこそ防犯の意味も兼ねてシートをかけることをおすすめします。
▼簡単な対策だけじゃ足りない!大事な車を守る方法
車は非常に高価なものです。簡単な対策だけでは心配に思うかたもいるかもしれません。それに簡単な対策では、車のイタズラを防げないかもしれません。ここからはよりレベルの高い車の防犯対策についていくつかご紹介していきます。
車を愛してやまないかた、一度イタズラ被害に遭って苦い思いをされてるかた、被害を未然に防ぐため、犯人を捕まえるため、ぜひともこれから紹介する防犯グッズの購入を検討してみてください。
◆カーセキュリティを設置する
近ごろでは防犯のカーセキュリティ機能の搭載された車がたくさんありますが、この機能がついていない車は、カーセキュリティを付けると、イタズラ被害から車を守ることができます。
具体的にどのようなカーセキュリティがあるかといいますと、超音波センサーで車にかかる衝撃を感知し、アラーム音や強い光で犯行を知らせるグッズです。価格はピンキリですが、10,000円程度で購入することができます。
◆ドライブレコーダーを設置する
前項でも少しだけご紹介しましたが、ドライブレコーダーを設置するのも効果的です。防犯用のドライブレコーダーの中には設置場所を360°撮影できるものもあります。
万が一車がイタズラ被害に遭ってしまった場合に、証拠が残っていれば警察は捜査に踏み出してくれるかもしれません。犯人を捕まえて修理代を請求するためにも、ドライブレコーダーの設置を検討してみてはいかがでしょうか?
◆防犯カメラを設置する
車を駐車しているところ付近に防犯カメラを設置するのもよい防犯対策です。防犯カメラは大きく分けて、「ボックス型」と「ドーム型」の2種類が存在します。それぞれの特徴をご紹介していきます。
・ボックス型
見た目にインパクトがあり、犯人を威圧するので、カメラ自体に防犯効果があるといってもいいでしょう。また、このカメラは鮮明な映像を記録することが可能です。犯人の顔をしっかりと録画することができるので、警察に突きつける証拠を残すためにはもってこいです。
・ドーム型
ドーム型と呼ばれる防犯カメラは半円形をしており、見た目も目立たないので、犯人に気づかれることなく犯行現場を撮影することができます。さらにドーム型のカメラは360°撮影することも可能です。しかし、ボックス型と比べると、映像の鮮明さは劣ります。
以上が主な防犯カメラですが、そのほかにも「ダミーカメラ」といって、撮影機能はついていないものの、カメラの存在を犯人に示すことで、イタズラを未然に防止できる、といったものも存在します。価格も安価なため防犯グッズとしてはかなりの優れものです。
▼防犯カメラの選びかた!設置するならプロにまかせよう
防犯カメラについてはいくつかご紹介しましたが、困ってしまうのが、防犯カメラの設置場所です。せっかく防犯カメラを購入して、設置をしても犯行現場を撮影できなくては、元も子もありません。
防犯カメラに少しでも不安のあるかたは、業者に相談するのも一つの手段です。業者は、防犯カメラのことを熟知しており、防犯カメラの選び方から設置方法や設置場所まで、あらゆる場面を想定して、みなさんに合った防犯カメラを提供してくれます。
どの業者に依頼すればいいかわからないかたは、複数の業者に相見積をとってもらい、業者を比較することで、自分に合った業者を見つけることができるかもしれません。まずは、相談だけでもしてみてはいかがでしょうか?
▼まとめ
車にイタズラをされてしまった場合、被害届を提出したとしてもそれだけでは警察は捜査してくれないかもしれません。イタズラをされたときは「証拠」を残すことが重要です。ドライブレコーダーや、防犯カメラで犯行現場を記録しておくといいでしょう。
犯行を未然に防ぐための対策も大切です。これは車にシートをかけるなど簡単なものから、防犯カメラの設置など、いろいろな方法があります。やりすぎてもやりすぎることはないイタズラ対策を心掛けるとよいですね。
もしも防犯カメラ選びや設置などに困った場合は業者の手を借りることも一つの手です。また、どの業者に依頼すればいいかわからないかたは、相見積をとってもらい、業者を比較することをおすすめします。比較することできっと自分に合った業者を見つけることができます。
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